ホット・スクランブル―緊急発進


2010年03月07日 読了
 F-15イーグルのパイロット辰巳彰一尉。黒い雲に吸い込まれたと思った直後、気付いたらF-51オラクルと呼ばれる機体を操縦していた。

 上空のコックピットの中で突然30年の月日が流れる。

 様々な伏線が広がり、どこで繋がるかどう収束するかと思い読んでいたら、残り30ページとなるまで山場が来ない。なんだか投げ出されたような終わり方で少しも納得いかない。
 中途半端のまま置き去りにされた出来事もあって、エピローグがそのまま抜け落ちたよう。

 空での攻防はかなり丁寧に書いてあるのに、ストーリーとしては雑すぎてテスト飛行のシュミレーションを見させられただけといった感じ。

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