ぎんなみ店街で起きた不穏な事件に四兄弟が挑む。
シスター編で起こった事件を違う目線で追う兄弟。
元太・福太・学太・良太の兄弟で母は早くに亡くなり父は海外赴任中。
同じ事件が全く違う真実にたどり着いていた。
姉妹編よりも兄弟の個性が出ていて面白い。
違った目線で見れば違う真実にたどり着くのが不思議。

読書と手芸の記録
ぎんなみ店街で起きた不穏な事件に四兄弟が挑む。
シスター編で起こった事件を違う目線で追う兄弟。
元太・福太・学太・良太の兄弟で母は早くに亡くなり父は海外赴任中。
同じ事件が全く違う真実にたどり着いていた。
姉妹編よりも兄弟の個性が出ていて面白い。
違った目線で見れば違う真実にたどり着くのが不思議。
ぎんなみ商店街に店を構える「串真佐」。
焼き鳥屋の3人娘はそれぞれ佐々美、都久音、桃という。
ある日、近所の商店に車が突っ込み、運転手は焼き鳥の串がのどに刺さって即死する。
詮索好きの友人を止めるため、都久音は捜査に乗り出す。
商店街と、住人たちの間に起こる事故や事件の謎に、三姉妹は乗り出す。
名前の性で子供の頃からからかわれていた都久音。
詮索好きの友人には秘密にしていたが、だけど家族も商店街も好きだから、姉妹を巻き込んで捜査に乗りだす。
わいわいした雰囲気が楽しいが、推理というより想像と妄想で盛り上がっていた。
25歳のサチコは、不条理な派遣労働から逃れるように亜熱帯の台湾に渡り、偶然再会した在日コリアンのジュリと、台北の迪化街で暮らしていた。
誕生日の晩、サチコが古物商の革のトランクのなかに日本統治時代の台湾を生きた女学生の日記をみつける。
その日は買わずに帰ったサチコだが、ジュリがプレゼントに買ってくれ、中に入っていた古い日記を見つけた事から二人の生活は一変する。
それは、70年以上前に行方不明になった少女のものだった。
古い日記を見つけ、その書き手の事が気になり、少女の事を調べ始めた頃は、歴史を調べるくらいの気持ちでいたのに、いつの間にか少女失踪事件につながっていく。
日本と台湾の歴史的な事実による確執も加わり、どこか暗い時代。
日本と台湾をルーツとする二人が辿るのは謎解きの感覚もあって興味が続くが、次第に物騒になっていくあたりで失速。
でも、二人が前向きになっていくので辛いまま終わらなかったので気分よく読み終えられた。
自販機の側で夜中に騒いでいた若者の髪が燃え上がり、焼死した。
風呂場で心臓だけ腐った死体、海水浴の最中に突如火柱が立ち上ったり、幽体離脱して殺人事件の容疑者の車を見たという少年、池に浮かんでいたデスマスク。
警視庁捜査一課の草薙俊平が、不可解な事件の謎解きを、旧友の帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学に頼る。
ドラマで見た話もいくつかあり、どうしても映像が浮かんでしまう。
一つ一つは意外とあっさりした短編で、解明してしまえばすっかり興味を失う湯川が面白かった。
そして不思議な現象のカラクリを素直に楽しめたのは、ドラマと違って相棒は男性だったこともあった。
セレブたちが出資して自分たちのために作った「探偵倶楽部」。
会員のみが利用でき、秘密厳守な機関に入る依頼は、相続問題から婚約者の素行調査、そして殺人などいろいろ。
「家に帰ると母が殺されていた」アリバイのある父の言動を不審に思った美幸はVIP専用の調査機関に調査を依頼する。
呼ばれて出かける先の富豪の屋敷では、どんな以来が待っているのか。
金持ちたちが自分たちのために作った組織を利用する人たちの物語。
それぞれの事件、調査内容はミステリとして楽しめ、最後ははっきりと結果まで示すが、それを受け取った人がどう使うのかまでは書かれず、どれも曖昧に残してある短編。
しかし余韻を残すというよりは物足りない方が大きい。
渋谷署の刑事・長島日樹は、ある日後ろから刺されて死んでしまう。
するとゴーストとなり、同じ幽霊と出会い、幽霊のルールを教えてもらう。
そして自分を殺した犯人を捕まえようと、刑事になった妹と事件を追う。
警察内で暴力団の内通者がいることが噂されるなか、何もできずに見ている事しかできない幽霊の身で、日樹はなんとか妹に事実を伝えようとするが、、。
年の離れた妹が可愛くてしょうがない日樹。
しかし自分が殺されたことで、同じ警察官の妹が刑事に志願する。
ゴーストとしてできることは限られたもどかしさはあるものの、どれも展開が読めてしまう。
怖くも暗くもないので気楽ではあった。
小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように密室やトリックを解いて事件を解決することに憧れていた。
しかしやってくるのは浮気調査ばかり。
なぜなら小石は人の色恋に関しては病的に得意だからだ。
そこで持ち込まれる依頼をいくつかこなすうち、もう一人の探偵である蓮杖と遭遇する思いもよらない事件。
それは10年前、蓮杖が中学の頃の事件とつながっていた。
女子高生から持ち込まれた彼氏の素行調査、事実婚の夫婦からそれぞれ依頼された浮気調査など、ちょっと変わった理由が込められた事件を解くうち、小石と蓮杖の10年前の出会いにさかのぼっていく。
突然変わる舞台に驚くが、すべて繋がっていた。
でもいろんな要素を詰め込みすぎて混乱もした。
最低限は保証します。ただし、労働は禁止。
経済が停滞した日本で生まれた思想で、すべての会員を監視下に置き、経済活動と財産の所有を禁止するかわり、健康で文化的な最低限度の生活を保障するという。
しかも資産はすべてAIで運用される。
そんな団体に記者として、または創始者の身内として入り込んだ数名が、HIPSの秘密を探る。
健康で文化的な最低限の生活。
それができるという団体に入りたいという者は多い。
最初から宗教臭くて嫌悪感が大きかった。
中身はミステリーだったが、あまり楽しめなかった。
中野のスナックで働いていた陽菜子。
亡き親友の娘でなんびょうを抱えた美玖のために昼も夜も働いていたが、同棲している婚約者に浮気されてしまう。
相手の女の名は、銀座の頂点に君臨する絶対女王・佐奈といった。
怒りのあまり佐奈のいる高級クラブへと乗り込んだ陽菜子は、そのきらびやかな世界に飛び込んでいく。
銀座のクラブでトップの佐奈に復讐するため、陽菜子は身も心も改造していく。
そして心を殺して佐奈に地獄を見せると誓う。
その変貌ぶりは鬼気迫るものがあった。
動画配信者の一人を執拗に叩く主婦・大越真佐美。
一人娘は不登校で、担任の水口は毎週のように訪ねてきてくれる。
しかしある日、配信者から「情報開示請求」があり和解金を提示され、困った真佐美は水口の荷物にあった100万円を盗んでしまう。
だがその金は、娘のひなみが水口を脅して持ってこさせたものだった。
悪意の循環。
誰もが自分が被害者だと感じている。
そしてその原因と思う相手に悪意を向け、そこから広がる人間関係も保身と悪意でひたすら暗い。
誰かへの攻撃がメインで常に嫌な気分になってしまった。
流れも関係性もよくここまでと思うほどつながっているが、続けて読むと気分が落ち込んでしまった。