コンサルティング会社を営む男、富澤允には、もう一つの仕事があった。
それは殺し屋。東証一部上場企業の平均年収と代替同じくらいの料金を取り、依頼を受けてから2週間以内に実行する。
標的や依頼人に興味を持たず、ビジネスライクに事を進める主義の充だが、標的の奇妙な行動が、どうにも気になってしまう。
夜中にわざわざ家から抜け出し、公園に水筒の中身を捨てる女。
独身のはずなのに子供用紙おむつを買う男。
そんなことが気になってしまう。
ターゲットは普通の人々。
そんな彼らがなぜ殺されるほど憎まれているのか。
それぞれ思わぬ隠し事がある人達をのぞき見している感覚。
