毎度のように怖い話を聞かされ、そこへ行かされる虎太。
今度は女の幽霊に「子供を探して」と頼まれごとまでされる。
怖がりのくせに正義感を発揮して、幽霊の依頼を受けてしまった虎太が突き止めた、生きている者の仕業。
調べていくと、ほかにも攫われた子供がいたことが分かる。
そしてなぜか、昔名をはせた泥棒の話もついて回った。
関係なさそうなその二つが、なんととても近くで起こっていたことに虎太は驚く。
ハッピーエンドで終わるのはいいけれど、それまで虎太が「古狸」で受けた仕打ちはちょっとひどすぎるんじゃないかと思ってしまった。