大学時代からの友人である湯野原海と瀧川一紀は、平日は社会人として働き、週末だけの限定で探偵をすることにした。
料金は無料。だけど週末だけとなるので急ぐ依頼はうけない。そしてなにより、二人が楽しめるような、日常のちょっとした謎を求む。
空き地に見つけた不思議な車掌車を事務所として、二人はのんびり依頼を待つ。
ぽつんと置かれた車掌車を見つけ、それがなぜそんなところにあるのかという謎から始まった探偵。
だけど、犯罪にかかわらない、日常の謎を解くというコンセプトのはずが、刑事事件となるものが多すぎる。
殺しや誘拐にまで発展してしまい、のんびりでも楽しい謎でもない。
しかも謎を解くというわりには、思いついた推理が都合よく正解で、こじつけ感がすごい。
納得できる謎解きではなかった。