バスターミナル「バスクル新宿」に集まる人の、ひと時の出会い。
長距離バスに乗る人はどんなことを抱えているのか。
誰かに会いに?それとも帰りに?
ある日同じバスに居合わせた人たちの、それぞれの視点で書かれたある便の出来事。
どんな目的でこのバスに乗ったのか、それぞれの理由が描かれているが、どれも普通で特別ではない日常。
でもそこに少しの不思議と疑問を含ませているため、警察官がやってきたり不審に思う人がいたりと、少しの非日常が入っている。
興味を引くほどの出来事もなく、通して登場する正体不明だけど印象的な少年を最後に主人公にしているが、それもわかってみれば日常を少し変えようとしたという話。
盛り上がるところもなかったので平坦。