小学4年の僕は、呪われると噂のある隣町の「幽霊団地」へ、クラスの仲間たちと冒険に出た。
姿を見ると刃物を持って追いかけてくるというシンカイに出くわしたが、なぜかシンカイが目の前から消えてしまった。
その不思議を相談したのが、近所に住む奇麗で優しい名探偵の「お姉ちゃん」だった。
小学生の小さな冒険から、中学生になって出くわした小説家先生へのストーカー、高校では他行の文化祭で起こった展示物損壊事件、そして大学と、僕が成長していく。
そして必ずお姉ちゃんが、冷静に知恵をいかして名探偵となっていた。
成長するにつれ謎や事件は大ごととなり、最後には世間を騒がせる大事件となってしまう。
でも少しづつ成長する主人公たちと一緒にこちらも事件に慣れ、推理の仕方も考えるようになってきた。
事件や探偵の話というより、一人の少年の成長日記といった雰囲気。