赤い部屋異聞


 ある喫茶店の二階に、退屈した人々が集い、珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」がある。
そこである新人が、自分は99人を殺してきたと語る。
江戸川乱歩の名作短篇「赤い部屋」をオマージュした、不思議でちょっと怖い話。
他にも、作者が敬愛する作品たちのオマージュが集められた短編集。

 ちょっと不気味な話が多い。
作品ごとに元ネタと共に解説があるため、元の話も気になってしょうがなくなる。
それでもそんなことは関係なくただ不思議で不気味な物語を楽しめる。
特に最後の「迷探偵誕生」が面白かった。

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