2012年05月08日 読了
失踪した中国からの「研修生」。
彼女が戻らなければ、一緒にやってきた249人の研修生は中国へ強制送還され、二度とチャンスはない。
時給270円の世界に閉じ込められた底辺の労働力に、マコトは言葉をかける。
毎回マコトの差配を楽しみにしていたけれど、今回はどれもぱっとしない、スッキリしない。
タカシもほとんど顔を出さず、IWGPとして成り立っていない気がした。
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読書と編み物の記録
2012年05月08日 読了
失踪した中国からの「研修生」。
彼女が戻らなければ、一緒にやってきた249人の研修生は中国へ強制送還され、二度とチャンスはない。
時給270円の世界に閉じ込められた底辺の労働力に、マコトは言葉をかける。
毎回マコトの差配を楽しみにしていたけれど、今回はどれもぱっとしない、スッキリしない。
タカシもほとんど顔を出さず、IWGPとして成り立っていない気がした。
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2012年04月21日 読了
ロシア人のボディーガードを依頼された工藤。
商談が終わってロシアへ帰るまでの長くて1週間の護衛だったのだが。。
工藤は「特殊防諜班シリーズ」の真田武男とキャラがかぶる。
敵として出てきたのはヴィクトル。
憎めない暗殺者として過去の作品に登場したヴィクトルが、敵に回っていたのがなぜか辛かった。
でもやはりヴィクトル。彼の姿が見れてうれしい。
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2012年04月13日 読了
借金や暴力で、逃げたい人の頼みを請け負う仕事、「とんずら屋」。
そこに、「弥吉」と名乗る若者がいる。
お家騒動に巻き込まれた母の手によって逃がされてきた弥生は、男姿で弥吉と名乗り、船頭の傍ら「とんずら屋」をしている。
弥生はまだ若く、考えも幼い。そのせいか、自分の周りしか見えておらず、思考や行動が危なっかしい。甘えたくないと思って頑張る姿がことごとく裏目に出るために、返って周りに心配をかける姿がこれからどう変わるのか。
話としてはかなり拙いけれど、謎を残してるので続きがあるのだろう。
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2012年04月10日 読了
四郎復活のため、奪われた聖遺物の行方を捜していた寅太郎たちと、切支丹を狩る幕府の者達。
死者を呼び、かりそめの命を与えられた武者が現れたと聞いて九州へ向かう寅太郎。
幕府と切支丹との戦いの第2段。
このシリーズは私にはわかりにくい。歴史物だから?
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2012年04月07日 読了
第23回小説すばる新人賞受賞作。
ネットに書かれたデマが原因で実家の近くに左遷された主人公。
人生にも仕事にも女にもさして思い入れがないような生き方をしていたけど、6年半ぶりに故郷に戻ってからはそれが出来なくなった。
品のない表現が多くてウンザリした。主人公は社会人らしいところが見えず、子供っぽいのでリアルさがない。
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2012年03月24日 読了
金曜の放課後、自転車でおじさんの元へ急ぐ。
一人愚痴りながらこいでいると、男の子とすれ違う。
その日から毎週金曜日、不思議な逢瀬が始まる。
5つの短編はどれも日常の出来事。
若者の思いが独り言としてつらつらと語られ、読みやすいが愚痴っぽくてうんざりする。
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2012年03月15日 読了
ウルフプロジェクト。
崩壊しつつある森林に、生態系の頂点に立つオオカミを放つことで、正常な森を取り戻す。
このプロジェクトは、すでに海外では成功例がある。
他国から持ってきて日本で繁殖させ、固有種を生みだそうというのは、トキでは良くてオオカミでは反対が多いのはオオカミの恐ろしいイメージ故か。
このプロジェクトを題材にした小説はいくつか読んだが、どれも暗いのが嫌。個人的には賛成なんだけどなぁ、このプロジェクト。
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2012年01月27日 読了
シャッターが目立ち始めた小さな商店街には、イギリスで「最後の泥棒紳士」と呼ばれた伝説の人物が住んでいる。
元・泥棒の娘の目線で語られるため、多少子供っぽい。
実は大きな秘密を持っているという大人のカッコよさは伝わるけれど、伝説の泥棒ならではの派手さは最後までない。
小路幸也の本の中では軽めで、物足りない。
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2012年01月17日 読了
失踪した兄。このままいなくなって欲しいと思っていたが、彼を探す者たちが突然やってくる。
流されるまま行方を追ううち、ハムレットになぞらえた長い長い謎に出会う。
登場人物も、息をのむ流れも、時の権力者による長年の秘密も、惹きつけるのには充分なのに、最後に失速した。
大がかりな仕掛けは肩すかしで、秘密は眉つばものの埋蔵金のまま何も出ず、すっきりしない。
中盤までとても面白かったのに残念。
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2012年01月13日 読了
派遣切りにあった若者4人が、山形から東京まで、歩いて帰ることにした。
野宿をしながら歩くうち、行程をのせたブログが話題になり、次第に支援や批判も受けるように。
さらにメンバーは後に続く人たちで膨れ上がり、非正規社員の雇用問題を作り上げた厚生労働省に力を借りる羽目にもなる。
派遣社員の雇用問題だって、一人づついろんな問題があるんだよと言ってるんだけど、なんだか石田衣良らしくない作風。
キャラクターにも問題にも話の流れにも、少しづつ曖昧でどれにも少しづつ納得できない。
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