署長シンドローム


 大森署の新しい署長は、キャリアの藍本小百合。
この藍本所長は、誰もが目を見張る美人だった。
そんな大森管内の羽田沖海上にて、武器と麻薬の密輸取引が行われるという情報が入る。
海上ということで海上保安庁や麻薬取締官なども加わり、署内は賑やかになる。

 一度彼女の顔を見てしまったら態度が変わるほどの美人という藍本署長。
事件はいつものように特別ではない。警察官としては日常の出来事だが、一つの事件の捜査に関わる人たちの人間模様を描いているわりにはどこか薄っぺらく感じる。
登場人物の個性もなくなってきて、もうあっさり読めるだけが取り柄となった。

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