2010年07月05日 読了
マキシミンの表紙が奇麗で目を引いた。
ジョシュアたち3人は旅に出る。空を飛ぶ船で。
新しくティチエルの父とランジェも少し登場し、ますます期待感が膨らむ。
ジョシュアの、感情の起伏が目の色に現れる光景が鮮やかに浮かぶ。役に立つけど迷惑なウィザード、暗殺者、そして先祖たちまでもを相手にして、ひるまない。
本当に舞台に立っているジョシュアを見ているようだった。
そしてマキシミンも、もっと好きになった。
|
読書と手芸の記録
2010年07月05日 読了
マキシミンの表紙が奇麗で目を引いた。
ジョシュアたち3人は旅に出る。空を飛ぶ船で。
新しくティチエルの父とランジェも少し登場し、ますます期待感が膨らむ。
ジョシュアの、感情の起伏が目の色に現れる光景が鮮やかに浮かぶ。役に立つけど迷惑なウィザード、暗殺者、そして先祖たちまでもを相手にして、ひるまない。
本当に舞台に立っているジョシュアを見ているようだった。
そしてマキシミンも、もっと好きになった。
|
2010年03月26日 読了
ホストの大和は、顔はいいのにヘルプにくらいしかつけないほど口が悪くて喧嘩っ早い。
そんな大和の仕事場に、小学生が尋ねてきた。ホストクラブに・・・
忘れられない過去の汚点。たったひとつの思い出。
小学生の進が夏休みの間「家出」してきたためにホストをクビになって、宅配便の仕事を始めた大和と進の話。
元ヤンキーで、家出の末拾われたところがホストで、愚痴も悪口もたっぷりで。なのに明るい。
子供をちゃんとしかれる人はすごい。ただ怒るんじゃなくて、納得させて本気で「ごめんなさい」と言わせる。
そして女ごころにも気づいたら、そりゃぁもう。
どうにでもして
ライトノベルのようにするっと読めるけどちゃんと濃い。
この人の本は出すたびに進化している。どんどんおもしろくなる。
表紙とタイトルがあまりにも陳腐で油断した。
|
2010年03月24日 読了
やっと入った憧れの出版会社で、配属されたのは「季刊落語」。
そのうえチームは上司と二人きり。
しかしその上司の洞察力は尊敬に値する。少しの情報とフットワークの軽さでほとんどの事は見抜いてしまう。
落語の話はよくわからないと思っていたけれど、新人教育のついでにちゃんと軽い解説もしてくれて、少しも「置き去り」にされている気がしない。
表紙の雰囲気そのままの世界。
|
2010年03月21日 読了
月に1度だけの観測日にのみ活動している天文部の4人は、いろんんなものと戦っている。
それぞれの季節で、それぞれが戦う物語が、気持ちのいい距離感で綴られる。
月に1度しか会わない仲間、沈黙が流れ、一人になって星を眺める。心地よい距離。
坂本司の本の中で一番心に残る作品だった。
星のようにあってほしい人が、私にも確かにいる。
|
2010年02月04日 読了
特殊清掃を仕事とする二人の男が、仕事場で浴槽の水に溶けた女を片づけた。彼女はなぜ死んだのか。
恐ろしい出だしですぐさま取り込まれた。だけど下品じゃなく不快感もない。
実際の医療事故や薬害についても絡めた話でよりリアルになっている。
「パーフェクトプラン」よりも凝縮されたパワーがあった。
|
2010年01月27日 読了
この世界は二人で周るには十分広い。
5年ぶりに帰ってきた僕僕先生は、王弁とまた旅に出る。
僕僕の友人や不思議な妖が登場し、前回よりお節介になった僕僕の頼もしい面が見れた。
からかわれて赤くなる王弁と、飄々とした僕僕。二人の位置は全く変わっていないことに安心する。
そして、時々甘える僕僕のかわいさに身もだえする王弁の気持ちがとてもよくわかる。
|
2010年01月23日 読了
誰も殺さない。誰も損をしない。せしめる金は5億円。
代理母で生計を立てている良江は、かつて出産した子供が母親に虐待されていることを知り、発作的に連れ出してしまう。それを知った元・愛人が友人たちとともにある計画を打ち立てた。
第2回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。
これは犯罪?人助け?身代金のない誘拐の結果、子供も、世話をする老人も、生き生きとした目を取り戻し、巻き込む人に絆をもたらす。
選評にもある通り、予想のつかない展開に手が止められない。
ミステリーなのに穏やかな気分で引き込まれ、最後にはまた新しいミステリーを作り出そうとして終わる。しばらく手に持ったまま呆然としていた。
|
2010年01月20日 読了
働かず、学ばず、鍛えず、日々をただ楽しく暮らしていた王弁に、父は言う。
仙人に会ってこい
見た目は楚々とした少女。しかし何千年も生きた仙人と出会い、旅をし、惹かれ、学んだ王弁。
難しい言葉使いが混じり、わかりにくいかもしれないと思っていたのは最初のうち。いつしか引き込まれていった。
雰囲気は畠中恵の「しゃばけ」に似ているが、こちらのほうは中国の昔話を元にした伝説の物語。
久しぶりに気持ちのいい読後感の残るものを読んだ。
|
2009年11月08日 読了
どこからか届く声。1日だけ消える子供たち。
それは遠く離れていても話ができて、どこか別のところへ行ってしまった人たちを引き戻す事が出来る、力を持った子供たち。
ファンタジーともミステリともとれる、子供の頃にだけある力っていう話はよくあるけれど、それが美しくリアルですがすがしい。
むやみに追いつめられないし、意思も覚悟もちゃんと子供目線。
この人の作品には、仲間との力強いつながりをいつも感じます。
|
2009年10月27日 読了
定年退職を迎えた幼馴染の「おっさん」3人が、地域限定の正義の味方をやる。
頼りない大人も、わがままな子供も、同じようにしっかり導く強さがカッコイイ。
作者らしい甘ーい恋の話ももちろんあり、期待していなかった分読んでいる間中楽しい気分でいられた。
|