オルゴーリェンヌ


2015年09月03日 読了
 旅の途中、恩人であり友人のキリイ先生からの言伝を受け取る。
英国人少年クリスは、先生に会いに行く途中、検閲官に追われているユユと名乗る少女と出会い、突然現れた少年検閲官エノと共にオルゴールを作り続ける海墟の洋館へと向かう。

 心を持たない少年検閲官と、見つかれば即座に焼き払われる”ガジェット”を隠し持つクリスがまた出会う。

 閉ざされた島で起こった事件は典型的なミステリの形で描かれ、推理され、崩れ去る。
少年検閲官や”ガジェット”などの面白い設定があるのに、話はごく普通のミステリなので物足りない。

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