2011年09月23日 読了
赤穂浪士と吉良上野介、そして将軍綱吉。
さらには九尾の妖狐である玉藻の前。
歴史上の悪法である「生類憐れみの令」をこんな風に使って話が進むとは思いもよらなかった。
でも、私には読みにくかった。
落語シリーズとは少し趣が違う。
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読書と編み物の記録
2011年09月23日 読了
赤穂浪士と吉良上野介、そして将軍綱吉。
さらには九尾の妖狐である玉藻の前。
歴史上の悪法である「生類憐れみの令」をこんな風に使って話が進むとは思いもよらなかった。
でも、私には読みにくかった。
落語シリーズとは少し趣が違う。
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2011年09月23日 読了
若旦那の目から光が奪われ、それを取り戻すために妖たちが力を合わせる。
光を奪ったのは神。
人と妖が、神と取引などできるのか。
いつも通りの面々、だけど今回は少し、若旦那よりも妖たちのほうが存在感があった。
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2011年09月20日 読了
警察に少なからず遺恨のある者達が、様々な方法で国家権力に挑む。
正面から腐敗を正そうとするもの、影からメンツをつぶそうとするもの、ただ金をもぎ取ろうとするもの。
たくさんの人間の思いが描かれるが、上手く絡めたところで失速した。
結末だけが少しも残らない。
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2011年09月16日 読了
ロシアの血をひいている子爵・麻倉清彬は、親友の身元保証人として、カフェーに呼び出された。
そこには、見た事もない男の死体があった。
皇族や華族の存在意義を問う共産主義が脈動を強めていた昭和初期。
清彬と、華族でありながらあえて軍人になった友人・嘉人、そして嘉人の美しい妹と。
3人の若者の生きる意味と、かなわぬ恋が絡まる。
ジョーカー・ゲームほどではなかったが、狡猾でミステリアスな雰囲気は充分楽しめる。
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2011年09月13日 読了
大阪の男たちは、大きなナイショの何かを守っていた。
東京からやってきた会計検査院の調査官3人は、大阪で眠っていた歴史を掘り出そうとする。
流れが悪い。
ホルモーでぽんぽんとテンポよく惹き付けた力が感じられなかった。
でも、男たちの壮大なウソと、女たちの頼もしい支えがあった。
映画になって、どうアレンジされているのか気になる。
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2011年09月10日 読了
西日本国際空港で、テロが起こる。
次々と発見される麻薬の運び屋。海外からのアーティストにぶつけられる卵。
けれどこれらは、周到に用意された罠の一つだった。
強い信念を持ち、そのためなら罪を犯すことさえ厭わず、ただ故郷のために。
その力はROMESを揺さぶるほど大きい。
成島の、周りを振り回す行動はすでに気持ちがいいくらいで、
ROMESの成長を成島と共に見守っていきたくなる。
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2011年09月08日 読了
家に帰ると猫がいた。
あぁ、そうかこれは妻だ。
不思議なくらい自然に受け入れてしまう主人公。
彼は特殊な郷の出身だった。
豪快で頼もしい友と猫になった妻。
勤めである事を為す日々がやんわりと語られている。
説明が少ないため、読んでいくうちに少しずつ自然に判るのを待つ。
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2011年09月06日 読了
ペット探しが専門じゃない!
とは言うが、来る依頼は猫と犬の捜索。
さらに依頼人が美人ならすぐさま受ける。
逃げたロシアンブルーを追ううち、「ハードボイルド」というにふさわしい事件になるが。
主人公はダメ男、助手は変な少女、スピード感とは程遠い展開。
ゆるい探偵小説でした。
その分二人には愛着が沸くのかもしれない。
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2011年09月03日 読了
地下室から、または蔵から、見つかった古い美術品は果たして本物か。
真贋を問われる短大の教師・佐々木。
なによりも美術コンサルタントの神永の見抜く力が変わっている。
でも流れが不自然でわかりにくい所が多く、余韻も少ない。
キャラクターの個性や気持ちの動きよりも、美術品のウンチクに力が入っているからか。
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2011年09月02日 読了
空港防御システム「ROMES」第二弾。
伝説のテロリストからの予告状。
成島たちはROMESを使って彼らを追う。
ROMESの機能がまた少し明かされる。
成島と犬のハル、そして砂村が、だんだんお互いを信頼していく様子が見れて楽しい。
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