2010年01月29日 読了
僕たちはまだ14歳。
中学生は不自由だ。親と学校からは抜け出せない。
そんな14歳の仲良し4人組の日々。友人の誕生日プレゼントに知恵を絞り、エッチなことに興味を持ち、しつこい級友にうんざりする。
普通だけど身近にはいなかった子たち。
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読書と編み物の記録
2010年01月29日 読了
僕たちはまだ14歳。
中学生は不自由だ。親と学校からは抜け出せない。
そんな14歳の仲良し4人組の日々。友人の誕生日プレゼントに知恵を絞り、エッチなことに興味を持ち、しつこい級友にうんざりする。
普通だけど身近にはいなかった子たち。
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2010年01月27日 読了
この世界は二人で周るには十分広い。
5年ぶりに帰ってきた僕僕先生は、王弁とまた旅に出る。
僕僕の友人や不思議な妖が登場し、前回よりお節介になった僕僕の頼もしい面が見れた。
からかわれて赤くなる王弁と、飄々とした僕僕。二人の位置は全く変わっていないことに安心する。
そして、時々甘える僕僕のかわいさに身もだえする王弁の気持ちがとてもよくわかる。
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2010年01月24日 読了
気弱で、見た目もいいとは言えない主人公が、ある日出会う少女にサイコキネシスの力を目覚めさせられる。
体内で起こる抗原抗体反応がヒト同士の間でも起こる。
ホラー。どろりと張り付くようななんとも気持ちの悪い感覚をずっと引きずり、次の世代まで続く。
割と楽に読めるものの、この気持ち悪さがずっと付いて回る。
評価したくない。
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2010年01月24日 読了
学校ならどこにでもある七不思議。けれど一風変わった全寮制の学園にはやっぱり少し変わった七不思議があった。
北斗学園なのに星が八つ。その謎を追い求めるうちにもっと深い謎にはまる。。。
ティーン向けの謎解き小説の風情。起こる事件も謎も、大事なのかイタズラなのかというくらいあっさりしていて、さらに主人公の語り口調がよけい軽く思わせる。
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2010年01月23日 読了
誰も殺さない。誰も損をしない。せしめる金は5億円。
代理母で生計を立てている良江は、かつて出産した子供が母親に虐待されていることを知り、発作的に連れ出してしまう。それを知った元・愛人が友人たちとともにある計画を打ち立てた。
第2回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。
これは犯罪?人助け?身代金のない誘拐の結果、子供も、世話をする老人も、生き生きとした目を取り戻し、巻き込む人に絆をもたらす。
選評にもある通り、予想のつかない展開に手が止められない。
ミステリーなのに穏やかな気分で引き込まれ、最後にはまた新しいミステリーを作り出そうとして終わる。しばらく手に持ったまま呆然としていた。
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2010年01月20日 読了
働かず、学ばず、鍛えず、日々をただ楽しく暮らしていた王弁に、父は言う。
仙人に会ってこい
見た目は楚々とした少女。しかし何千年も生きた仙人と出会い、旅をし、惹かれ、学んだ王弁。
難しい言葉使いが混じり、わかりにくいかもしれないと思っていたのは最初のうち。いつしか引き込まれていった。
雰囲気は畠中恵の「しゃばけ」に似ているが、こちらのほうは中国の昔話を元にした伝説の物語。
久しぶりに気持ちのいい読後感の残るものを読んだ。
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2010年01月17日 読了
短編集。世間の評価は知っていたけれど全く興味がなかった。。。
でも、思いのほかしっかり読んでしまった。大槻ケンヂの本に似ている。
どうしようもない奴らの思いがちゃんと伝わってきた。
ただ、始めのほうはよく考えられていると思ったけれど、最後に向かうにつれ少しづつ雑になっている感じがした。
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2010年01月16日 読了
雨の日、行く当てをなくした少女と出会った。仲間とともに彼女と過ごした2カ月間の物語。
所々で起こる小さな謎を解きつつ、日本文化や東欧の情勢にも触れ、私はがいままであまり手に取ってこなかった作風でおもしろかった。
主人公より謎の少女より、太刀洗の存在が一番強く輝いていた。
ただ、主人公が1年後に思い切った行動に出ようとする心の動きがいまいち伝わってこなかったため、全体的に曖昧な印象のまま終わったのが残念。タイトルにも同様の感想。
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2010年01月14日 読了
未就業者、未納税者、いわゆるニートの増加とともに国は破たん寸前。そこで政府は”棄民政策”を打ち立てた。
ニートたちを「流刑」にすることを。。。
違和感と嫌悪感のため、この人の作品は長く避けてきた。
でも食わず嫌いかもしれないと手に取ってみた。
同じような雰囲気を持つ、高見広春の「バトル・ロワイアル」も手に取るまでに相当の時間がかかったけれど、どうしても気になって読んだ作品。結果はものすごくおもしろかった。
だからこれも読んでみればまた違う感想があるかもしれないと思った。
結果・・・・どこまでも救いがない。
しかも、途中でテーマが入れ替わっている気がする。
”棄民政策”いわゆるダスト法の話なんだから、流刑生活をもっと丁寧に書いてほしかった。島流しの生活がどんなものなのか、悲惨なだけで生々しさが少ない。
このあたりが「バトル・ロワイアル」と違う点か。
しかも最後は尻切れトンボでいい加減に終わらせた感があった。
でも、やっぱり『リアル鬼ごっこ』も気になる。
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2010年01月12日 読了
自殺した妻。眠れず、休職して街を歩けばやはり妻の残像に出会う。
自分を取り戻そうと歩く先に、痴呆老人の言葉がどうしても引っかかった。妻は自殺じゃないのか?たった一人老人だけが証言する目撃情報に、疑惑がわき出る。
淡々と語られるが、突然時間や場所が入れ替わるので最初は戸惑う。いたるところで少しづつ、文が多いと感じた。
最後はお決まりのひと悶着で終わる。ページ数の割に満足度は低め。
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