2013年04月25日 読了
市役所の戸籍係の女に一目ぼれした梶原。
同じように、少し見かけただけの彼女が気になってしょうがなくなった3人の男たち。
いつも同じような地味な服に、化粧っけもなく、なにも欲しがらない、おかしな女。
接点のなさそうな男たちが、恭子というその女と関わって行くうちに起こす、自分とはまったく違う立場の者との邂逅。
この人は、「君たちに明日はない」シリーズ以外はどれも似ている。
どこか暗くて、じっとそこにいるだけのような話。盛り上がりも感動も特にない。
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読書と手芸の記録
2013年04月25日 読了
市役所の戸籍係の女に一目ぼれした梶原。
同じように、少し見かけただけの彼女が気になってしょうがなくなった3人の男たち。
いつも同じような地味な服に、化粧っけもなく、なにも欲しがらない、おかしな女。
接点のなさそうな男たちが、恭子というその女と関わって行くうちに起こす、自分とはまったく違う立場の者との邂逅。
この人は、「君たちに明日はない」シリーズ以外はどれも似ている。
どこか暗くて、じっとそこにいるだけのような話。盛り上がりも感動も特にない。
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2013年03月28日 読了
人と違った見かけのせいで、家にこもり、誰とも会わずに過ごしてきた鈴木誠は、ある日1人の女性と出会う。
人と接することを避けてきた誠の人生にふと現れたその女性に心を奪われた誠が贈った、人生をかけた愛。
人とのコミュニケーションを知らない誠がしたことは、悪質なストーカー行為となった。
最後まで薄気味の悪い話で、しかもインタビュー形式のために視点が次々と代わり、同じ事を複数の人物が語るためぐどい。
最後は鮮やかというよりも、なんとでもなるような落ち。
だらだらと長かった割にはつまらなかった。
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2013年03月09日 読了
あちこちの雑誌や新聞に書いていたコラムを集めたエッセイ集。
一つ一つが短めで、ちょっとした空き時間にも気兼ねなく読める。
しかし、自分のことを「私」と言ったり「俺」と言ったり、いちいちまとまりがないので、三浦しをんという人の人物像が一貫しないためすごくわかりにくい。
エッセイに共感できるかどうかは、小説に共感できる率より確実に少ない。
私にとってはほとんど素通りだった。
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2013年01月05日 読了
有機化合物の合成ルートが、その構造式をみたとたんに最適な状態で頭に浮かぶという特殊な能力を持った大学院生の藤村。
ところがその能力が、恋に落ちた瞬間に失われてしまう。
それを取り戻したいという依頼者の願いをかなえるために、死神みたいな美少女が現れ。。。
もうこれ以上ないほどのラノベ・ラブコメ。
本人たちが幸せになれば残されたほうはもうどうなってもいいよという勝手すぎる結末はお伽話の王道で。童話。
第9回『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞作。
本当に受賞作品?子供用絵本のよう。
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2012年12月18日 読了
弟に、「しばらく家を空けるから飼っているヘビの面倒を見てほしい」と頼まれる。
弟と同居していたミキの家で一緒に住むことになった俺は、ヘビが大嫌いなのでなんとか逃げようとする。
2時間もかからず読める。
この類は私には合わない。
とんでもなくつまらなかったし、読み終わっても少しも残らなかった。
ストーリーを思い出そうとすると、ひとつ前に読んだものが出てきた。
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2012年11月07日 読了
裁判員制度によって偶然選ばれた主人公は、ある殺人事件の裁判に出向くことに。
動機もあり、目撃者もいる。すぐに終わると思っていたのに、事件の関係者が接触してきた。
このネタは多い。だけどちっともおもしろくない。
これもやはりがっかりしただけだった。
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2012年10月27日 読了
四半世紀を過ぎ、高校時代の吹奏楽部を再結成させようとする。
1人の仲間の結婚式の余興にと、バンドを頼まれた語り手であるタヒラの回顧録と現在が交互に進む。
この前に読んだ本は面白かったのだが、こちらはだらだらと進むばかり。
きっと仲間内では楽しい話なのだろう。
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2012年10月16日 読了
井の頭公園の奥深く、夜にならないと辿りつけない図書館がある。その不思議な図書館に呼ばれるようにやってきた滝田オリエ。
その図書館は日々間取りを変え、来るべき人だけが扉をあけることが出来る。
装丁から、少しは大人っぽい話かと思ったら、10代向け?
不思議な図書館とか不思議な伝説とか、面白そうな設定なのにまとまりがなく、その曖昧さを神秘さと思わせたいのか、意味深なだけで少しも深みがない。
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2012年09月30日 読了
父の死後、ホテル・カルナヴァルを継ぎ、妹と共に毎日忙しくしている紫麻。
そのホテルで出会い、結婚する二人に式に呼ばれた紫麻が、披露宴で出逢った茅野という男にひそかに恋をする。
ホテルにやってくるいろんな客との出来事と共に、茅野との上手くいかない恋を静かに描く。
ネガティブな内容ばかりでさして動きも起こらず、非常につまらない。
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2012年09月10日 読了
水干を着た少女。探偵見習だという彼女の初めての事件に巻き込まれた主人公の静馬。
名の知れた探偵だったという彼女の母から「みかげ」の名を受け継ぐために。。。
探偵が水干の格好をする意味はなく、ただのコスプレ。しかも推理はいい加減。
最後は意表をついたつもりなのかもしれないが、2部に入った時点で想像はつく。
結末に持っていくための事件や推理ではなく、ただ全部ひっくりかえしたかっただけのような手抜き感があり、がっかりしただけ。
とても無駄な時間でした。
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