2010年01月24日 読了
気弱で、見た目もいいとは言えない主人公が、ある日出会う少女にサイコキネシスの力を目覚めさせられる。
体内で起こる抗原抗体反応がヒト同士の間でも起こる。
ホラー。どろりと張り付くようななんとも気持ちの悪い感覚をずっと引きずり、次の世代まで続く。
割と楽に読めるものの、この気持ち悪さがずっと付いて回る。
評価したくない。
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読書と手芸の記録
2010年01月24日 読了
気弱で、見た目もいいとは言えない主人公が、ある日出会う少女にサイコキネシスの力を目覚めさせられる。
体内で起こる抗原抗体反応がヒト同士の間でも起こる。
ホラー。どろりと張り付くようななんとも気持ちの悪い感覚をずっと引きずり、次の世代まで続く。
割と楽に読めるものの、この気持ち悪さがずっと付いて回る。
評価したくない。
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2009年12月21日 読了
性同一性障害。著者の自伝的恋愛小説。
どんな悩みよりも打ち明けにくいし、乗り越えにくい。でもやっぱり人を愛したい。本当の自分の性で。
考えが煮詰まり、追いつめられ、だけどそこから別の世界を見つけて進んでみようとする。
前に読んだ「慎治」と同じだけど、こちらはなんだかあまりリアルに感じない。むしろこっちのほうが日記な分、よりリアルなはずなのに。
テーマが自分には遠くて感情が及ばないんだろうか?でも「女」であり「恋」ならわかるはず。。。
それはタイトルのプレゼントと、それをくれた男があまりにも胡散臭い気がしたから。当人にしかわからない感情があったんだろうけど、小説ならそれを感じさせないと意味がない。
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2009年09月21日 読了
第55回日本推理作家協会賞の「十八の夏」を含む短編集。
ミステリーらしいのは最後の物語くらいの、どちらかというと地味な話。
すごく昔の小説を読んでいる感覚になる。
それくらいなんともない出来事を静かに語る。
物足りない。
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2009年07月25日 読了
江戸川乱歩賞受賞作
はっきり言ってよくわからなかった。
政治経済のことにあまり興味がないためにわからなかったのかもしれないけれど、話が二転三転するたびに混乱し、結局どれが本当でどれがウソなのかをつかむのに時間がかかった。
事件で、スパイで、大事で。。。
おもしろそうな話題なんだけど、思いのほか淡々と話しが進み、
何もつかめないまま終局に入ったという感じ。
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2009年07月18日 読了
かつてロボット研究の最先端として世に出された「ピィ・シリーズ」。様々な業種の技術に特化され、期待をこめて作られた彼らも、いつしか疎んじられ、今ではひたすら絵を描くのみとなった。
この人の作品は、テーマも設定もおもしろいのだけど、どうしてか読んでいるうちに飽きてしまう。
そのせいで、一つ一つは短いお話なのにもかかわらず、読むのになぜか非常に時間がかかる。
短編集だけどすべてがキチンと繋がっているので飛ばして読むこともできず、最後にはきれいに簡潔している。
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2009年07月12日 読了
絵が抜群にうまいが頭が致命的に悪い。
そんな愚鈍な男を芸大に入れてほしいと頼まれ、大がかりなカンニング作戦を実行する。
完ぺきだと思われていたその作戦が露呈し、いろんなものを奪われた主人公。しかしその作戦自体が起こるべくして起こるよう嵌められたことだった。そして黒幕相手に起こす逆転勝負。
10億をかけたその勝負に仕掛けられた罠。
登場人物や舞台にはそれなりに魅力があるのだが、どうも次へと興味がわかない。
量を増やすためだけに入れたのではないかと思うような部分が多く、最後まで読むために苦労するほど飽きてしまった。
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2019年10月24日 読了
中学生の悠馬は、父がネット犯罪の冤罪を着せられ、心労の末死を選んだことがきっかけで、苛められるようになった。
そんな時、転校生の暁斗だけが味方になってくれ、父を陥れた真犯人を探すことを悠馬に進めた。
いつになったら本題に入るのかと思うような薄くて意味のわかない話のまま、終わりになる。
唯一クラスメイトの涼音だけが生きているような感じで、どれもが夢の中のようにあやふやに進む。
そんなオチってあるのかと、結論となる頃にはガッカリするだけだった。
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