2011年03月03日 読了
心臓外科専門の病院を作る。
そのために選ばれた医師はとんでもない人だった。
これはいわゆる「繋ぎ」か。
ブラックペアンからチームバチスタへと続く繋ぎ。
およそモラルという単語からは程遠いと思われる天城の言動が、周りを巻き込み口をはさむ暇もない。
そのスピーディさが売り。
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読書と手芸の記録
2011年03月03日 読了
心臓外科専門の病院を作る。
そのために選ばれた医師はとんでもない人だった。
これはいわゆる「繋ぎ」か。
ブラックペアンからチームバチスタへと続く繋ぎ。
およそモラルという単語からは程遠いと思われる天城の言動が、周りを巻き込み口をはさむ暇もない。
そのスピーディさが売り。
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2011年02月26日 読了
黒川鈴木。どちらも名字みたいな珍名の彼は警察官。
無能な部下・白木とのやりとりに力が抜ける。
時々現れる黒川の妻の存在感が強烈で、その毒もだんだん強くなってくるのが心地よくさえある。
妻の毒気と黒川の情けなさがかわいい。
しかし、最初の頃でてきたゲームの話はフェードアウトしてしまい、最初の印象付けは全く意味がなかったのが残念。
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2011年02月11日 読了
母が家出した。
突然弟(5歳)と二人暮らしになった私(17歳)は、少しも困らなかった。
恋多き女の母に、彼氏ができたのだろう。
親が家出したのに妙に冷静で、それなのに子猫が捨てられているのにはどうしようもなく怒りを感じる。
だから、母を探すことなどしないけど、猫たちを助けたいと思って無謀な策を弄する。
傍から見ればおかしいかもしれないけれど、自分にとってはとても筋の通った感情の動きだから、やるしかない。
10代の時の行動する意味って、こんなんだったかなぁって思い返す。
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2011年01月27日 読了
突然部屋に上がってきたものすごい形相の女。
驚いて思わず果物ナイフをつかんだら、殺しちゃったかもしれない。どうしよう。
勘違いがどこまでも広がり、殺人や裏切りや探偵なんかも出てきてドタバタコメディ。
赤川次郎そっくりの展開。後に残らず、軽い。
どうやらシリーズものだったらしい。
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2011年01月16日 読了
正明は孤独に慣れ、仕事場と寮の往復が人生のすべてだった。
そんな正明に出会いが訪れる。
大学院生だという春香と付き合い始め、正明は幸せだった。
彼女と出会うまでは。。。
読後感は非常に悪い。
正明の行動も納得したくない部分が多く、認めたくない事実だけを向けられているようで居心地が悪かった。
最後のトリックというべき3行が全てをひっくり返す。
どうやら著者はこうゆう返しが得意らしい。
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2011年01月14日 読了
仙人イワナを釣った親友が、鉄砲水に飲み込まれた。
事故か。自殺か。
好きな女性をめぐって親友とかわした約束を、あの日二人は破ったのか。
真実を確かめるために自分も仙人イワナを追い始めた主人公。
同じように仙人イワナを追う男と共に神馳池に向かう。
確かめる勇気も持てないまま、勝手な嫉妬のせいで相手からも不信を買ってしまう。
こちらから見ると情けない限り。
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2010年12月20日 読了
離れた場所で起こった3件の殺人事件。それをつなげるキーワードは「モモタロウ」と「五芒星」。
桃太郎に関係する事件に、岡山県警からSTへ捜査依頼が来た。
相変わらずの面々。でもこのところ、5人のメンバーがいるにもかかわらず、青山しか活躍していない。
前作よりはまとまっているけれど、ウンチクが飽きさせる。
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2010年12月13日 読了
異形コレクションの短編を集めた本。
作者にしては珍しい現代女性を描いている。
真夏の夜にうすら寒い光を見つけてしまったようなストーリーが続き、その辺りは得意の異世界の雰囲気が出ていた。
時々TVで「世にも奇妙な物語」を見ていると、小説で読んだ話が出てくるときがあるが、これもそれにピッタリだ。
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2010年12月12日 読了
成田空港所で働く大航ツーリストの遠藤は、後輩の指導をしていた。
なかなか育たない後輩や、厄介事を持ち込む客、そして同僚からの批評に向かってひたすら走る遠藤。
前作に続いてただ空港の中だけで起こる人間模様。
慣れてきたせいか少し物足りない気もするが、昔「空港で働きたい」と言っていた知り合いを思い出した。
今頃どうしているだろうか。。。
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2010年11月26日 読了
「ジーン・ワルツ」の側面。
あちらで主人公だった産婦人科医・理恵の母親を主人公とした話。
同じように重く、暗い読後感が残る。
その雰囲気を唯一削るのが、若い妊婦のユミ。
代理母の問題はこれからもっと大きくなるだろう。
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