魚神


2013年03月30日 読了
 かつて一大遊郭が栄えていたその島は、今では本土からないものとして扱われていた。
そこでは今でも遊郭があり、本土からは、逃げてきたものや遊郭への客しか来ない。
 捨て子の白亜とスケキヨは、いずれ売られるために育てられた。

 互いのみを信用して生きてきた二人が、ばらばらに売られ、それでも信じて会いたいと思う傍ら、会うのを恐れている。
異世界の、さらに夢の中で起こっている出来事のよう。

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