神学校の死

 
 サフォーク州の人里離れた全寮制神学校で、一人の学生が海岸の砂に埋もれて窒息するという不審な死を遂げた。
事故という結論に不満を持った父親が、警察に再調査の圧力をかけてきた。
真相究明のため現地へと赴いたダルグリッシュ警視長が調査を始めると、客として来ていた神学校の閉鎖を進めようとする教会幹部が教会内で殺される。
学生の死と関係があるのか、そしてダルグリッシュがいるにもかかわらず殺人が起こるという異常な状況で、真相にたどり着くことができるのか。

 危険だとわかっている場所で大量の砂で圧死という、事故か自殺かわからない学生の死から、次々と不幸が続く。
状況説明が長く、最初に明かされた少しのヒントだけで半分ほどまで進むので、何も見えてこないために飽きてくる。
最後の1/10ほどになってようやく面白くなってくるが、個性のあまりない神父たち登場人物の区別がつくようになるまで長かった。

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