いろあわせ―摺師安次郎人情暦


2015年09月26日 読了
 神田明神下の長屋に住む通いの摺師・安次郎は、その技の巧みさから、名指しで仕事がくるほどであった。
寡黙な安次郎の弟子・直助はお調子者で、彼が聞き集めてくる噂、兄弟の揉め事や色恋の悩みなどを放っておけずに話を聞く。

 自分の仕事に絡め、人を説得するわけではなく技を見せながら、語らず悟らせる。
さっくり読めて後味も良い。
色んな事がすべて解決するわけではないところが妙に納得する。

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