カーリー <3.孵化する恋と帝国の終焉>


2018年05月06日 読了
 オルガ女学院が閉鎖されてから四年。大学に進学したシャーロットは今でもインドへの思いを抱き続けていた。
どうにかしてインドに行く方法はないかと様々なことをしても、どうしても出国許可が下りなくてもがいていたカーリーの前に、インドの王子ル・パオンがある提案をする。

 大人になったカーリーは、小さな閉ざされた楽園の女学校で夢見るような生活を送っていた頃とは違い、少し世界が広くなった。
でもおてんばぶりは相変わらずで、そのおかげでインドへたどり着くこともでき、やっとカーリーとの再会もできる。情熱のなせるわざ。
でもやっぱり乙女な言動もそのままで、微笑ましくもハラハラさせられ、羨ましさと応援したい気持ちでいっぱいになる。

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