自分の周りの人の推理力を大きく上げる力を持つ和戸。
だがなぜか自分にはその力がでないので、和戸の所属する警視庁捜査一課の検挙率は前代未聞の10割という。
しかしなぜか、彼はとらえられ、窓のない小部屋に連れてこられていた。
犯人は顔も出さず、なぜ連れてこられたのか分からないまま監禁された和戸は、これまで自分には効果がなかったその力を、自分に使ってみる気になった。
そしてこれまで和戸が解決してきた事件を思い返す。
周りの推理力を高める力をワトソン力と名付けた和戸。
これまでの7つの事件を順に思い返していくのだが、どんな状況でも発揮される便利機能だが、それがかえって身を危なくしてしまう。
居合わせた素人みんなが拙い推理を発表する場面はおもしろく、これだけのバリエーションを考えるのは大変だと勝手にねぎらいたくなる。
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