2017年11月08日 読了
突然、嫁ぎ先から離縁されて実家に戻った岡島雪江。
身を立てる方法として、筆法指南所(書道教室)を始めるが、個性の強い門人や、見た目は良いがどこか頼りない奥祐筆をしている弟、さらには大酒飲みの師匠・巻菱湖に囲まれ、存外忙しい日々を送っていた。
そんな時、元夫が大きな企てに関係していることを知らされ。。
書家として生きる決意をした雪江が、新しく出会う出来事に心を揺さぶられる様子が強く感じられて、息が付けなくなるような箇所がいくつもある。
ままならぬことに憤りつつ諦めていても、最後のサプライズでみんな吹き飛んだ。雪江が書に向かう時のように、気を静め心を静める時を持ちたいと思った。
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