2016年06月29日 読了
フリーライターの八坂は、オカルト雑誌の編集長からおかしな取材を頼まれる。
それは、「兄が『読むと発狂する本』を残して失踪した。本の真贋と兄の行方を知りたい」という娘からの依頼であった。
そして見せられた不吉なメモ。
読むと発狂するという本を読み始める八坂。内容を追い、真相を追ううち、これは真実の記録ではないかと思い始め。。。
1ページ目の警告が怖い。好きな作家だから期待も大きくてすぐ読みたいのに、なぜか本を閉じたくなってしまうくらい怖い。
でも面白くて捕り込まれるように進み、うすら寒い怖さを楽しんだ。
しかし、最後は解決と気づきと奮起でなにやらするりと交わされたような気分。
解決編があるのだろうか。
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