2017年08月02日 読了
江戸から明治、大正、昭和までの、女たちの結婚。
生まれて半年で結婚相手が決まった加賀藩主前田斉広の三女・勇は、慣れない婚家で妊娠の兆候もなく、夫に側室を進めることに寂しさを感じていたが。。
時代が変わり、常識も良識も変わっていく中、女たちの結婚が変わっていく様子を描く。
苦しい日々も回想すれば満足のいく人生だったと静かに物思う彼女たちの物語は、悲壮感がなくて頼もしさすら感じる。
1つ目の物語で出てきた、「それでも死なぬものは死なぬ」というが一番心に残った。
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