春雷


2015年11月09日 読了
 15年前から羽根藩に仕官している多聞隼人は、鬼隼人と呼ばれ、成り上がりで、領民にも嫌われ、仲間の武士からも軽んじられる。
しかし彼には、誰にも言わない「この藩にいる理由」があった。

 かつてこの藩で負った深い傷を誰にも見せず、ただ藩主が名君かを見極めるためだけに生きた。
その生きざまを潔いと言うかどうかはわからないけど、最初からどことなく悲しみが見え隠れしていたせいか妙に納得した。

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