江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記


2013年03月05日 読了
 今にも倒れそうなおんぼろ長屋に住む、貧乏人たちの日常。
大店をだまし取られた兄妹、身長差のありすぎる駕籠かき、下手と評判のあんま。
長屋に住む、何かと気になる人たちがちょっと困ったことになった時、日がな一日飲んだくれている浪人が知恵と力を貸す。

 近頃急に江戸ものの小説が増えた気がしていたら、その通りのようで。
これもありふれた貧乏話だけど、強面の浪人がとても味な役で面白かった。
落ちぶれても武士の赤目勘兵衛の粋な立ち回りが、ほっこりとする良い読後感を残す。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記 [ 中島要 ]
価格:1540円(税込、送料無料) (2019/11/9時点)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。