妹を殺され、その時から死体を見ると大泣きしてしまう銀次。
大店の跡取りだったのに、犯人を捕まえるために岡っ引きになった銀次には「泣きの銀次」という二つ名までついた。
身投げや行方不明などの、いまだ真相がわからない事件を探るうち、銀次は不審な行動をする人物に目を付ける。
安定の宇江佐真理。
読みやすく、心情も想像しやすく、軽快なストーリー。
銀次の人となりにも近づきすぎず遠すぎずで観察できるので、周りの人物の気持ちまで想像できる。
大の男が大泣きするシーンなど、銀次のキャラクターが面白く、人物も皆、嫌みがないので読後感も良い。
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