玉依姫


2016年09月13日 読了
 生贄のしきたりが残る山深い地域。
昔、そこから娘を連れて逃げたという祖母の嫁ぎ先へ、孫である高校生の志帆は一人で訪ねて行った。
そこで気味が悪いほどの歓迎を受ける志帆。
その後、無理やり連れていかれた場所は、山神の下だった。

 山神の母となることを強要される志帆。
恐ろしさが抜けぬうち、いつしか腹をくくり、自分も周りも変えていく志帆。
最後には思いもよらないところへ飛んで、今までの物語と繋がり、この巻までの八咫烏の物語は、とても狭い世界での話でしかなかったのだと気づく。
益々この先が楽しみになる。

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