逃げ出せなかった君へ


2019年06月13日 読了
 ブラック企業に入社した三人の同期、大友、夏野、村沢は、心身ともに疲れ切り、それでも逃げる術を見つけられなかった。
そんな中、ネット中継で夏野が自殺する。

 読み進めるのが辛いくらいの内容。
夏野の自殺で一転、3人が人生で一番うまいビールを飲んだ居酒屋へ視点が移り、そこからまた次へと、夏野から広がる人間模様がつながっていく。
一つ一つが心をキュッと締め付けるような出来事。
切ない内容ばかりだけど、一番うまいビール、が心を満たすアイテムとして印象的な余韻を残していた。
 ドラマ原作大賞受賞作「被取締役新入社員」の作者。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

逃げ出せなかった君へ [ 安藤 祐介 ]
価格:1760円(税込、送料無料) (2019/11/17時点)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。