鶏肉をめぐるいろんな小話。
似てるけど、好きなトリの部位が違う少年たち。妙に気が合って、年に一度だけ家に遊びに来ていたのに、ある時急に合わなくなった。
そしてその親たちのぼやき。
よく通っていたコンビニの事情、など。
「肉小説集」とは違い、なんだか不幸だったり不憫だったりする読後感ばかりで気が滅入る。
移り変わる主人公同士のつながりもさして興味をひかず、ただの一人語りで終わる。
トリ料理も魅力的に書かれていないので、最後まで気が乗らないままだった。
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読書と編み物の記録