シャーロック・ホームズたちの新冒険


 トキワ荘で手塚治虫が消えた。住人たちは皆漫画家で、それぞれに締め切りを抱えていたが、力を合わせて手塚治虫の「次回作」を書きあげる。
「黒後家蜘蛛の会」に持ち込まれたアイザック・アシモフが書いたといわれる手紙の謎。
誰もが知る人物たちの活躍を描く短編集。

 それぞれに「こんなことがあったら面白い」といった要素が詰め込まれている。
短編なのでちょっとのぞき見する気分で読めるので気軽で、最後に作者によるちょっとしたコメントがついているため、なぜ彼らに着目したのがが書いてある。
個人的にはアシモフのロボット話が楽しかった。
タイトルのホームズに関係するのは1作だけなので、その点でいえばガッカリ。