グロテスクだけどなぜか惹きつけられるという生人形をつくるという三姉妹。
その新作のお披露目に招かれたフリーライター・麻生真哉は、愛娘と共に群馬の山中にある館に向かう。
ところが発表の夜、姉妹の長女が部屋で丸焦げになって発見される。そばには同じように焼かれた人形が落ちており、部屋は密室となっていた。
孤立状態のまま、参加者たちは館を捜索するが、姉妹は次々と殺されてしまう。
魔術を受け継ぐ一族の、おぞましい欲望から生まれた悲劇。
愛する妻を失ってから、娘と共に倹しく生きてきた麻生。
しかし仕事のため、怪しい噂のある姉妹に近づいたことで起こる悲劇が、想像を絶する。
三姉妹の事件だけではない件も含め、ゾッとする場面が多くて恐ろしかった。
ただの殺人事件で終わらない怖さが残る。
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