2012年09月12日 読了
第1回アガサ・クリスティー賞受賞作。
24歳にして教授になった天才、渾名は黒猫。
その黒猫とは学生時代からの腐れ縁である主人公が、黒猫と共に日常の不思議を考える。
時には身近な所で、時には有名な昔の本たちから、美学を語り、追求する黒猫。
堅苦しい言い回しや物語への深い考察は、始めは読みにくいが、次第にこちらも一緒に議論に参加している気分になる。
ボーの話を多く引用しているところは、ミステリ好きにはたまらないだろう。
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読書と編み物の記録