2013年07月10日 読了
退官した刑事の種谷から突然連絡があった。
絶対にクロなんだけど証拠が一つもない。しかも容疑者はおそらくヘンタイだ。
種谷は、「その容疑者と親友になれ」と言う。容疑者がボロを出すよう誘導しろというのだ。
今回、<俺>はいままでになく不愉快な人物と友達にならなければならなくなり、生涯最低の冬を過ごすはめになる。
その容疑者は、知れば知るほど気持ちが悪くなり、薄ら寒い。
そのうえ思い当たる人がいそうで、さらに不愉快になりながら読み進める。
でも止められない。最後は、やはり<俺>も年をとったなぁと思う。
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