大学1年生の主人公・吾妻庵路は、レンタルショップの店長である。
通常のレンタル品に加え、もう一つの店の顔も持つ。
それは「見た目」のレンタル。
見た目を変えたい人たちが、思い通りの見た目に変身して、やりたい事とは?
狐使いの後継者である庵路は、狐の化ける力を利用して、見た目を変えたい人たちの望みをかなえる。
おかしな設定だけど、長く生きている狐たちの力を使えるのはその力を持つ男子のみ。
そして利用者は、自分と同じように虐待を受けている子供を救いたい、見た目で得をしている人たちへのささやかな復讐、いつも一人でいる女性に、声をかけたいなど、様々。
でも結局、ちょっとバージョンを変えたいじめや虐待が原因のものが多かった。
柔らかい語り口と、誰も責めない終わり方は、小路幸也とそっくり。
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