イスタンブールで、日本人音楽家の女性が自殺した。
彼女は駐在員の妻たち3人を、自分を自殺に追い込んだとして遺書に書き残していた。
その遺書の真意を探るための捜査員は3名。
やがて、トルコ在住の日本人コミュニティの狭さと陰湿さがみえてくる。
さらに関係ないと思われていた連続転落死亡事件までつながっていく。
登場人物が多くて混乱した。
警察の関係者までもが日本人コミュニティの人たちとつながりがあり、小さな出来事がどこまで計算されているのかと驚いた。
誰に注目していいかも長い間決められず、そのうちうすら寒い悪意がのぞいてきてようやく気付く。
後味も苦く、読み終わった日は夢見が悪かった。
それくらい後を引く不気味さだったが、どんどん焦りが出てくる流れで途中で止めれば余計気が滅入りそうだと思って読み終えたが、スッキリとはかけ離れた後味で、印象は強烈に残る。
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