廃院のミカエル


 食品輸入会社の社員としてアテネで働く美貴は、一度食べただけだが忘れられない蜂蜜を探して廃墟となった修道院へ立ち寄る。
するとそれ以降、周りで奇妙な事が連続する。
偶然連れとなった二人と共に、心が冷える瞬間に幾度も出会ううちにたどり着く、修道院の隠された真実。

 不気味な現象に何度も出会ううち、うっかり本当に天啓を受けたような気になってしまう美貴。
思い込みと宗教はいったん決まってしまうと変えるのは難しい。
その中で、違う考えの人による理性的な観察と行動で、少しづつ過去の出来事が明かされていく。
若い修道士の行動と重ね合わされて発覚する、悪魔の所業と描かれたミカエル、そして蜂蜜。
すべてがつながった時には霧が晴れたようになる。

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