売れないミステリー作家の冷泉彰成は、弟子の久高享に創作テクニックを仕込みながら、執筆を続ける日々を送っていた。
ある日冷泉にファンレターが二通届く。
1通は女性からの純粋なファンレターだったが、もう一通は「愚民死すべし」と書かれた怪文書だった。
その後訪ねてきた刑事たちにより、冷泉のファンの女性が何者かによって殺されたことを知らされる。
彼の書いた本のトリックに見立てた様子で。
冒頭の注意事項はほとんど忘れて読み進めていたが、後半でいきなり様子が変わる。
弟子の久高による真実の告白というていだが、これまでを一転させ手全部作り話にしてしまう。
その変わりようが急に白けさせ、事件にも冷泉にも興味を失わせた。
最後はまた同じ手法でひっくり返し、すべての物語を無意味にさせた。
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