2012年08月28日 読了
乗り越えられない何かに出くわしてしまったり、思いもよらないものが自分の中で壊れたりして、とたんに全てが息苦しくなってしまった人たちの、12の話。
短い話のなかで起こるいろんな出来事は、どれも誰かに起こったこと。作者が聞いた、少しの人生。
辛いことが多いけど、最後にやっと深呼吸できる。
そうゆうふうに出来ている。
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読書と手芸の記録
2012年08月28日 読了
乗り越えられない何かに出くわしてしまったり、思いもよらないものが自分の中で壊れたりして、とたんに全てが息苦しくなってしまった人たちの、12の話。
短い話のなかで起こるいろんな出来事は、どれも誰かに起こったこと。作者が聞いた、少しの人生。
辛いことが多いけど、最後にやっと深呼吸できる。
そうゆうふうに出来ている。
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2012年08月26日 読了
定年を控えた刑事・香西は、ある未解決事件の容疑者が選挙に出ることを知る。
「あんな奴が政治家になってたまるか」香西はあの時、「死」の匂いを嗅いだのである。
人と違った能力を持っている香西が、もう一度その事件を追おうとしたとき、そこにもう一つの殺人を嗅ぎ取る。
だんだん深みにはまる香西。
今までの人生を全て覆そうとしている主人公が、深みにはまる過程が面白いが、軽い。
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2012年08月24日 読了
祖母から譲り受けたその西洋館は「さくらの丘」と呼ばれていた。
同じように、館の鍵を受け継いだ3人の女性たちが集まり、残された鍵と館の謎を追う。
私たちの代では決してかなわない夢を、孫の代に託す。
大事な思い出とこの館を残すことで、きっといつか、それは叶う。
時代は変わるから。
大好きなおばあちゃんの、大事にしていたもの。優しくてゆっくりで癒される。
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2012年08月23日 読了
米市場で仲買として相場を張る吉之助。幼馴染の藤吉が女郎と心中した。
しかし藤吉はその前日、話したいことがあると吉之助も含めた友人たちに言っていた。
心中というのはどうも怪しい。
皆で調べ始めると米市場での騒動までも絡み、大きな陰謀へとつながる。
相場の駆け引きの話、女郎との恋の話、大罪を犯した商売敵と、中身は濃いがいまいち乗り切れなかった。
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2012年08月21日 読了
推理作家の白瀬は、気弱ですぐに泣きごとを言っては逃げに走る友人の音野の観察眼を買って、探偵事務所を開いた。
そこへ持ち込まれる依頼に、自信なさそうに推理する音野。
ひきこもりの探偵と世話焼きの友人というよくある設定。
でもなんだかキャラが生きてない。推理も物足りない。
坂木 司の同じような設定の本の方が何倍もおもしろかった。
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2012年08月19日 読了
東京へ出稼ぎに行ったまま行方が分からなくなった友人をさがしに、ペルーからやってきたミゲル。
その頃東京では、「十二神将」と名乗るテロ組織があちこちで爆発事件を起こしていた。
いくつかの社会問題を出してきた割には活かしきれてない。
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2012年08月17日 読了
作家の傍ら、生活費を稼ぐために警備員の仕事を始めた。
二足のわらじを履きながら、奇妙な仲間たちとの日々を描く。
タイトル通り。ただの、日記。
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2012年08月14日 読了
鏡が、担当の滞納者を恫喝して追い込み自殺させたとして、遺族から訴えられた。
一大事のはずなのに、等の鏡は出張を繰り返してまるで逃げ回っているよう。
腑に落ちないぐー子は、仕事に忙殺されながらも鏡の幼馴染と共に真相を探ろうとする。
1作目よりも引きこまれた。テーマが「体裁」で、さらに女性たちがギリギリの精神力で立場だったり居場所だったりを守ろうとしている姿が他人事とは思えない。
立場によって賛否ありそうな話。
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2012年08月13日 読了
保険の外交員をしていた女性が殺害された。
犯人と思われる大学生は姿を消しており、更にもう一人の男が浮上する。
映画にもなり、かなりの評価を得ていたので期待していたのだが、、、。そういえば映画も途中で止めてしまっていた。
祐一のセリフはおもしろいのに、ありふれた話のままで終わった。
これが受賞作品??
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2012年08月13日 読了
多摩川が大逆流する。東京が沈む。
そんな噂がどこからかで始め、不動産会社が煽り、調査会社がウソの報告書を出す。
住民は怪しみながらもだんだんと恐れ始め。。
少しもおもしろくない。
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