2012年04月21日 読了
ロシア人のボディーガードを依頼された工藤。
商談が終わってロシアへ帰るまでの長くて1週間の護衛だったのだが。。
工藤は「特殊防諜班シリーズ」の真田武男とキャラがかぶる。
敵として出てきたのはヴィクトル。
憎めない暗殺者として過去の作品に登場したヴィクトルが、敵に回っていたのがなぜか辛かった。
でもやはりヴィクトル。彼の姿が見れてうれしい。
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読書と手芸の記録
2012年04月21日 読了
ロシア人のボディーガードを依頼された工藤。
商談が終わってロシアへ帰るまでの長くて1週間の護衛だったのだが。。
工藤は「特殊防諜班シリーズ」の真田武男とキャラがかぶる。
敵として出てきたのはヴィクトル。
憎めない暗殺者として過去の作品に登場したヴィクトルが、敵に回っていたのがなぜか辛かった。
でもやはりヴィクトル。彼の姿が見れてうれしい。
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2012年04月19日 読了
急死した父から送られてきたメール。
誰にも見つからないように残された父からのメッセージに、落ちるように巻き込まれていく息子の研人。
話題作だけれど、似たような話を以前読んだと思いながら前半は進む。
人類の次の進化はどんなものだろう。
興味を引く設定で、死線を潜り抜ける大がかりなアクションは映画のよう。
だけど終わってみるといくつもの疑問が湧き出てきた。
無理もかなりある。
そういえばこの人は、「グレイヴディッガー」も「13階段」も、おもしろいけどちょっと足りない。
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2012年04月13日 読了
借金や暴力で、逃げたい人の頼みを請け負う仕事、「とんずら屋」。
そこに、「弥吉」と名乗る若者がいる。
お家騒動に巻き込まれた母の手によって逃がされてきた弥生は、男姿で弥吉と名乗り、船頭の傍ら「とんずら屋」をしている。
弥生はまだ若く、考えも幼い。そのせいか、自分の周りしか見えておらず、思考や行動が危なっかしい。甘えたくないと思って頑張る姿がことごとく裏目に出るために、返って周りに心配をかける姿がこれからどう変わるのか。
話としてはかなり拙いけれど、謎を残してるので続きがあるのだろう。
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2012年04月10日 読了
四郎復活のため、奪われた聖遺物の行方を捜していた寅太郎たちと、切支丹を狩る幕府の者達。
死者を呼び、かりそめの命を与えられた武者が現れたと聞いて九州へ向かう寅太郎。
幕府と切支丹との戦いの第2段。
このシリーズは私にはわかりにくい。歴史物だから?
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2012年04月07日 読了
第23回小説すばる新人賞受賞作。
ネットに書かれたデマが原因で実家の近くに左遷された主人公。
人生にも仕事にも女にもさして思い入れがないような生き方をしていたけど、6年半ぶりに故郷に戻ってからはそれが出来なくなった。
品のない表現が多くてウンザリした。主人公は社会人らしいところが見えず、子供っぽいのでリアルさがない。
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2012年04月06日 読了
母親から、そろそろ自立しなさいと出された先は、2年前まで医院をしていた近所の小助川先生が始めたシェアハウス。
そこへ集まってきた同居人たちとの、ほんのり暖かくて優しい時間。
ひどいことも起こったりするけど、それが悪意に繋がらない。
この人の本はどれも穏やかで人にやさしい。
読み終わった後も安心できて、誰かにたくさん話を聞いてもらった後のような気分になる。
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2012年04月04日 読了
≪船≫を降り、地上での生活になじむための適応化プログラムを受ける主人公。
≪船≫から持ち出した封印された書物を解析するのが仕事である。しかしまだ1ページも見ることができないまま自然発火により燃え尽き、そこから不思議な蔓科の植物が芽生えた。
書かれているものすべてが、表紙にあるレースのように幻想的。
子供の頃の記憶が曖昧であるのと似ていて、夢の中でうっとりと過ごす時間のようで心地よかった。
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2012年03月29日 読了
世界が古くなったので、えらい人たちは獏を作って新しい世界を夢見てもらうことにしました。
夢か現か、記憶はあるけど本当の記憶かどうかも分からず、前も見た事があるような景色。死んだ記憶。
突然場面が変わったり、前もやった行動だったり、本当に夢を見ているように移り変わる。しかも悪夢。
私の好みではなかった。
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2012年03月25日 読了
今度は就業時間外に、「市民サーヴィス課臨時出張所」の担当職員に持ち込まれる相談事。
前回のように看板が出ていない時間帯に受ける相談なので、いつもの「腕貫」がない。
今回も少しの話を聞いただけでさらりと真実を言い当てる腕貫探偵。美人の女子大生の押しかけ女房まで現れて、二人で美味い店を探しあてる姿は、前作よりも人間味が出てきた。
短編集なので深みはないが、姿を想像させない探偵が新鮮。
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2012年03月24日 読了
金曜の放課後、自転車でおじさんの元へ急ぐ。
一人愚痴りながらこいでいると、男の子とすれ違う。
その日から毎週金曜日、不思議な逢瀬が始まる。
5つの短編はどれも日常の出来事。
若者の思いが独り言としてつらつらと語られ、読みやすいが愚痴っぽくてうんざりする。
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