2010年01月31日 読了
内容を説明する必要はない。
でもドラマとは大きく違ったものだった。
第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作で、満場一致で決まったものだという。
そして、白鳥の強烈な存在感は変わらなかった。
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読書と編み物の記録
2010年01月31日 読了
内容を説明する必要はない。
でもドラマとは大きく違ったものだった。
第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作で、満場一致で決まったものだという。
そして、白鳥の強烈な存在感は変わらなかった。
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2010年01月14日 読了
未就業者、未納税者、いわゆるニートの増加とともに国は破たん寸前。そこで政府は”棄民政策”を打ち立てた。
ニートたちを「流刑」にすることを。。。
違和感と嫌悪感のため、この人の作品は長く避けてきた。
でも食わず嫌いかもしれないと手に取ってみた。
同じような雰囲気を持つ、高見広春の「バトル・ロワイアル」も手に取るまでに相当の時間がかかったけれど、どうしても気になって読んだ作品。結果はものすごくおもしろかった。
だからこれも読んでみればまた違う感想があるかもしれないと思った。
結果・・・・どこまでも救いがない。
しかも、途中でテーマが入れ替わっている気がする。
”棄民政策”いわゆるダスト法の話なんだから、流刑生活をもっと丁寧に書いてほしかった。島流しの生活がどんなものなのか、悲惨なだけで生々しさが少ない。
このあたりが「バトル・ロワイアル」と違う点か。
しかも最後は尻切れトンボでいい加減に終わらせた感があった。
でも、やっぱり『リアル鬼ごっこ』も気になる。
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2010年01月11日 読了
千年前、西王母から授けられた”五嶽真形図”が再び目を覚ます。
それは器。器に選ばれた者はこの世の天地を望むように変えることができる。
この世に生きる人と、あちらに生きる”人”とが互いに自分たちのために五嶽真形図を手に入れようとする物語。
ファンタジー、でも歴史小説。象徴的で魅力的な登場人物だけど、所々にある挿絵に興が削がれた。表紙のイメージと合わせてほしかった。
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2010年01月07日 読了
ノブレス・オブリージュ。今後とも救世主たらんことを。
印象的なセリフが残る。
アニメもとても心に残った。本でまたその世界が見えた。
日本を救うために100億円を使うことを義務づけられた12人の使徒。そのうちの一人の男の子と、彼を信じた少女の物語。
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2010年01月01日 読了
道路に突き飛ばされて死んだ「いちゃつきブス女事件」、駅の階段から落ちた「痴漢に間違われた鉄道マニア男」、通りすがりの女性にさわりたがる「色呆けじいさん」。
太りすぎ、声が高くてキンキンする、身なりが汚い、といった「人を不快にさせる要素」を持った人が不幸にあうと、同情もしてもらえない?
事件の結末はある意味意表をついていて、なんだかうすら寒い印象を残す。
でも、被害者たちのまわりには、彼らのためにもしできることがあるなら喜んで引き受けようと思っている人たちがちゃんといる。
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2009年12月30日 読了
元同僚が描いた復讐。
その真意をそれぞれに解釈していたために起こった混乱。
最悪の事態を止めるためのパス・キーを求めて最後の1秒まで戦うという、とても分かりやすい謎解き。
この作品ですでにロバート・ラングドンの位置は決まっている。
舞台は常に歴史と、宗教と、愛。
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2009年12月20日 読了
同級生にいじめられ、万引きを強要された。
死ぬことしか思いつかなかった少年が、新しい世界を持つことで今までとは違う心の動きを感じる。
ガンダムの話、プラモデルの話、サバイバルゲームの話。
昔からのガンダムを知っている人ならきっともっとおもしろいんだろうな。
でもそれを別にしても充分楽しめる。
考え方は一つじゃない。違った角度から見てみればいい。
でも違った角度から見るってどうすればいいの?
そんなことを考える方法のひとつが描かれている。
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2009年12月15日 読了
ブロードウェイの片隅、目立たない小路の先にある博物館。
そこにいる不思議な過去を持つ人たちと、小さなプリンセスフェイの楽しい生活。
この人の作品らしい、やわらかで不思議な物語。
どんなことも子供のイタズラのようにほほえましく、許せてしまう。
小路幸也の作品はいつも、仲間の頼もしさを教えてくれる。
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2009年12月06日 読了
「タイプは違うけど、どこか共通点があるように思う。」
それが同期だろう?
それなりに仲がいいと思っていた同期が懲戒免職になり、行方すら分からなくなった。
刑事としてそつなく定年まで勤めればいいとどこかで思っていたのに、今はなぜか納得いかない。
社会人になると、そんな風に思う時が来るのかもしれない。
私にはもう同期はいなくなってしまったのが、妙に悔しくなった。
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2009年11月26日 読了
ビルの最上階の顧客管理部<特別室>に勤務する主人公。
たったひとりの身内である妹から結婚するという手紙を受け取る。
しかし彼女は突然、携帯も財布も持たず、鍵すら置いて姿を消した。。。
妹とその婚約者を探し、いろんな人に助けられながら掴む真実。
この人の本は設定がとてもおもしろい。
苦しい過去もなぜか柔らかに語られているため、とげとげしい後味がまるでない。
今まで読んだ中では割とあっさりとした感じを受けたが、ここに自分の居場所を持ちたいと思って頑張っている人の背中をじっと見つめているような気分になった。
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