投稿日: 2019年11月8日 投稿者: mokoいつかX橋で 2010年08月28日 読了 目の前で母を、腕の中で妹を失った。 空襲により地獄と化した仙台で、途方に暮れる主人公が生きる様を描く。 決して前向きな方ではなく、ただ生真面目なだけの主人公だが、少しずつ何かを覚悟して生きる様子は切実。 でも最後の打ち入りはなんだか2時間ドラマの強引な収束と似ていて無茶がすぎた感がある。 その点を除けば途切れなく興味をそそる文体で、最後まで一気に読めた。 いつかX橋で [ 熊谷達也 ]価格:1980円(税込、送料無料) (2019/11/8時点) いいね:いいね 読み込み中… 関連 br>