2014年06月09日 読了
ある日、おじいちゃんに呼び出され、「頼み事」をされた。
そしてその同じ日、おじいちゃんの大親友の重次郎さんにも呼び出され、私はある「頼み事」をされる。
生まれ育った田舎の、一両だけのさびれた鉄道の駅をめぐって、大親友の二人は敵同士になり、主人公の私は両方からされた真逆の頼み事に翻弄される。
全体的にのどかな語り口でゆっくり進むが、その分盛り上がりも危機も平坦で曖昧。
しんどいこともあんまり感じずに読みたいならいいけど、物足りなさは大きい。
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読書と手芸の記録
2014年06月09日 読了
ある日、おじいちゃんに呼び出され、「頼み事」をされた。
そしてその同じ日、おじいちゃんの大親友の重次郎さんにも呼び出され、私はある「頼み事」をされる。
生まれ育った田舎の、一両だけのさびれた鉄道の駅をめぐって、大親友の二人は敵同士になり、主人公の私は両方からされた真逆の頼み事に翻弄される。
全体的にのどかな語り口でゆっくり進むが、その分盛り上がりも危機も平坦で曖昧。
しんどいこともあんまり感じずに読みたいならいいけど、物足りなさは大きい。
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2014年06月04日 読了
「全身整形に抵抗のない二十代から三十代の男性を急募」
そんな治験モニタに応募した、人生に絶望していた主人公のアキラ。
社会から隔離された島にたどり着き、全身整形を受けながら女性二人とのコミュニケーションを取ることが仕事。
孤独・閉鎖ミステリ。
独自の美意識を実現するために集められた男女にはどんな秘密があるのか。
最近はやりの「イヤミス」の部類なのかな。
でも、作者が「黒猫シリーズ」の人だとは最後まで読んでもつながらないほど作風が違う。
拓未 司?中山七里?湊かなえ?そんな名前が浮かんでくる。
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2014年05月23日 読了
お祭りの屋台のお釣りが全部五十円玉だったことに違和感を感じた柚乃。
学内一変な名探偵と一緒にその謎を探り始めたが。。。
戻されない学食の食器、部室から締め出される後輩、演劇部の先輩が残した日記、割られた花瓶。
天才・裏染天馬が日常の謎を解く。
シリーズ3作目。1,2作を読んでいなくてもすんなりと読めた。
天馬は魅力的なキャラクターかもしれないが、謎解きはちょっとくどい。
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2014年03月23日 読了
キャリアではあるけれど、その性格に大いに問題がある刑事二人が組んで事件に立ち向かう。
たいした仕事を任されていないはずだったのだが、なぜか事件に遭遇する二人。
そこでの態度はまるでなっていないはずなのに、その頭脳であっさり解決してしまう。
「田舎の刑事」シリーズでは主人公の間抜けなところがとても面白かったのだが、こちらは同じようなキャラの二人だけど不快感の方が大きい。
同じ職業だからよけいに比較してしまい、話の浅さが目立ってしまっている。
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2014年03月08日 読了
地味でうじうじと悩む性質の潔子には、飼い猫がいる。
太古の昔から女に憑く生き物「猫魂」である飼い猫のメロは、潔子が引き寄せる他の憑き物を食らう。
第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作!。
悩み怒り、落ち込む主人の知らぬ間に、主人に付きまとう憑き物を退治していくメロ。だが潔子の暗さと対照的なはずのメロの活躍が割と地味で、時代劇のようなスッキリ感もない。物足りないというより、全体的に暗いために満足感がない。
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2014年02月20日 読了
嵐が過ぎ、一弥とヴィクトリカは、ニューヨークで暮らしていた。
一弥は新聞社の記者見習い、ヴィクトリカは探偵事務所をひらいて。
そのヴィクトリカのもとへ、物騒なものを持ったある男が訪ねてきた。
シリーズ再開。
ヴィクトリカの頭脳や一弥との関係は変わらないはずなのに、前シリーズのような優美なヴィクトリカの風貌の描写は少なく、推理はさほど生きず、一弥も地味だった。
さらに、単行本にして分量が増えた分はストーリーの充実に生かされず、ただうっとおしいほど間を埋めるだけの言葉が並び、とても読みにくい。
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2014年02月10日 読了
公安での研修を受けた倉島警部補に、同僚である葉山の動向を調査するよう命が下る。
同じ日、新聞社の編集局次長が、マンションから転落して死亡した。自殺だと思われたその死だが、倉島は何かが気になった。
ヴィクトルとの活躍を描いた前作がとても面白かったので期待していたけど、ヴィクトルは登場せず。
何か物足りないと感じたのはそのせいだった。
ヴィクトルの活躍は覚えているのに、倉島の名前は覚えてなかった。
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2013年12月26日 読了
いい子で通してきた陽子は、どこにも居場所がなかった。
そんな陽子はある日学校で奇妙な男性から「こちらの世界へ来てほしい」といわれ、困惑する。
ファンタジー。ずっと気になっていた作品だったけど、正直なところこの上巻は全く面白くない。
前置きが長すぎる。
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2013年12月24日 読了
沖縄・八重山諸島。島ごとに神がいて、年に一度集い、それぞれの島の出来事を話し合う。同窓会のよう。
島の特徴的な風習が何よりも優先され、若者はそれに振り回されているように見えるが、すべては神の手のひらの上。
南国が好きではないゆえか、さほど魅力を感じなかった。
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2013年12月21日 読了
都会での様々なことに疲れ、昔少しだけ暮らした小さな商店街に越してきた明里。
そこで見つけた不思議な看板に、なぜか惹かれる。
不思議な響きのタイトルに惹かれたが、ふんわりとしたライトノベルらしい話。
穏やかでお人好しな近所さん、屈託なく世話焼きな少年、訪ねてくる人たち。
特に伏線もないから辻褄を合わせる必要もない。
そのせいか印象に残ることもあまりない。
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