2014年09月03日 読了
稀代の名筆家と謳われる、地位も権力もあるが極悪非道で有名な陳遷。
若い女の手紙にのみ興味を持つ男。
仙骨を持ち、不思議な力を持つ異能の女。
一つの書を巡り、いくつもの運命が動き出すファンタジー。
あちこち飛び回る伏線と視点。
時に時間軸さえも狂いそうな物語だが、すべて綺麗に収まる。
でもなぜか満足感はない。
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読書と手芸の記録
2014年09月03日 読了
稀代の名筆家と謳われる、地位も権力もあるが極悪非道で有名な陳遷。
若い女の手紙にのみ興味を持つ男。
仙骨を持ち、不思議な力を持つ異能の女。
一つの書を巡り、いくつもの運命が動き出すファンタジー。
あちこち飛び回る伏線と視点。
時に時間軸さえも狂いそうな物語だが、すべて綺麗に収まる。
でもなぜか満足感はない。
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2014年08月29日 読了
煮売り屋“おかめ”を営むこはるは、子供をあやすのが得意な事を商売にしようと思いつく。
1年前に夫を亡くし、自分の子供を世話するついでに他の子供も一緒にと思い立ったのだが、夫婦喧嘩や疳の虫の強い子の相談を受けているうち、放っておけない事や見過ごせないことに首を突っ込むことになる。
辛い真実を知ることにもなるため最後は悲しいものも多いが、解決の謎ときは曖昧なものが多く、いくらでも考えられる想像のところも多い。
そのため、人の世の悲しみは十分伝わるがこはるの説明では納得できない。
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2014年08月25日 読了
茶席で突然、客の一人が毒で死んだ。
しかし何の毒かもわからず、その方法もわからない。
調査を始めた編集者の西田は、容疑者となった美女に心惹かれつつ謎を追う。
今度は千利休を持ち出して歴史考察を行っているが、毒草師である御名形史紋に相談を持ちかけた西田の葛藤と御名形の取り澄ました言動、さらには話の流れや結末の構造まで、そっくり前作と同じ作り。
シリーズというよりバージョン違い。
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2014年08月22日 読了
空港で働く「あぽやん」たちに危機!
親会社の危機に伴い人員削減が行われ、成田空港所も閉鎖されることになった。
そのための準備に追われる遠藤達。
やがて遠藤は、空港へ足が向かなくなる。
このところの航空業界をなぞった筋書で解り易い。
でも短編ゆえに勢いがなく、物足りなかった。
遠藤の勝負のかけ方も、後先考えない勝負のようでカッコよく見えるはずもない。
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2014年08月14日 読了
鬼田山家の先祖が撲殺してしまった一つ目の山羊の呪いか、この家では代々、一つ目の子供を死産する。
「一つ目の鬼を見た」と言い残して離れに閉じこもり殺された家人の謎を追う雑誌の編集者・西田は、毒草師を名乗る御名形という無愛想な男にヒントをもらう。
「伊勢物語」になぞらえて鬼田山家の歴史を探る御名形は、見た目通りの変人だけど妙に親切で面白いキャラクター。
タイトルや表紙からは禍々しいイメージを受けるが、御名形は薬学の知識を使って毒殺を防いだり謎を解いたりする探偵役で、読後感は思いのほか良かった。
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2014年08月12日 読了
弁護士資格は持っているものの、平凡で気も弱く、就職先も決まらなかったために伯父の喫茶店の一角に事務所を構えた兄・ノリ。
イケメンで背も高く頭もいい、しかしシャイなうえに礼儀がなってない甘えん坊で名言オタクの弟・リツ。
二人してご近所の相談ごとを引き受けるが、弁護士というより便利屋な日々。
あらゆるジャンルの名言が出てくるが、確信をついているわけではなく、ただ今の状況を表現しているだけ。
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2014年07月17日 読了
奄美大島に暮らす高校二年生の桐隆文は、ある日島のがけから海へジャンプする少女を目撃する。
海を好む妖怪かと思ったほど美しい少女は、隆文の高校への転校生だった。
その少女の強い意志により、奄美でノルディック・スキー部をするはめに。
美しくてつかみどころのないその少女によって、いつか隆文たちは大人も巻き込み、奄美の海へとつながるジャンプ台を作り出す。
夢の中での物語のように、その少女のようにふわふわとした掴みどころのないストーリー。
南国が舞台なのでいまいち乗り切れず。
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2014年07月05日 読了
信長に攻められ、兵糧攻めに合っていた毛利が助力を乞うたのは、陸とは違う掟を持ち生きる、海賊と言われた者たちだった。
そしてその村上海賊の娘・景は、とんでもない暴れん坊でしかも醜女だった。
歴史説明が多く教科書みたいで、その部分にくるととたんに現実に戻される感じでいまいち入り込めない。
もっと登場人物の感情の動きや表情、仕草に注目したかった。
でも大きな戦いや時代の動きが壮大に描かれているので、下巻ではどんな動きがあるのか楽しみ。
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2014年06月21日 読了
十返舎一九の娘で小町娘と評判の舞は、踊りの師匠の嫁入りにより跡を継いで師匠となる。
その舞の家には、葛飾北斎の娘であるお栄、一九の弟子の尚武が居候している。二人はとびきりの奇人である一九に劣らずそろって変人であり、舞はいつもきりきり舞いさせられる。
おかしな家人に振り回される舞。
どうせ振り回されるなら抵抗しても無駄といいなりの舞がもどかしい。
最後は少し反抗し、自分で決めることもできたが、どうも不完全燃焼。
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2014年06月19日 読了
絵画に込められた、潜在意識に語りかける意志。
それを読み取る研究を英国でしていた千景は、画廊を経営していた祖父の死をきっかけに帰国した。
そこへ、ある美術館から盗まれた絵が「呪いの絵」かもしれないので鑑定してほしいという依頼が来る。
隠された意味や、特定の人にだけ伝わる意味。
神秘的な魅力で惹きつけ、実在するなら是非見てみたいと思わせる。
でも内容はライトノベルで、理解できない心の動きや違和感が多かった。
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