2013年09月28日 読了
小学6年生の叶人は、三途の川へたどり着いた。しかしまだ死人になっていなかった叶人は川を渡れない。そこで、そこにいる役人の二人の鬼に仕事を頼まれる。
まだ死にきれていない者が賽の河原へやってきて迷い、これからやってくる者たちの道案内をするという話はよくある。
やがていつか自分を取り戻したり思い出したり、心残りに気付いたりして戻っていく話。
さして珍しくもなく、特別おもしろくもない。
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読書と手芸の記録
2013年09月28日 読了
小学6年生の叶人は、三途の川へたどり着いた。しかしまだ死人になっていなかった叶人は川を渡れない。そこで、そこにいる役人の二人の鬼に仕事を頼まれる。
まだ死にきれていない者が賽の河原へやってきて迷い、これからやってくる者たちの道案内をするという話はよくある。
やがていつか自分を取り戻したり思い出したり、心残りに気付いたりして戻っていく話。
さして珍しくもなく、特別おもしろくもない。
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2013年09月11日 読了
知り合いのスナックのママに、「旅行に行くから猫の面倒を見て」と頼まれる。
エサをやりに訪れた<俺>は、彼女の死体を発見する。
猫は知っていた。
ママの死の真相を突き止めようと動き始める<俺>。
からくりはあっけなく最後に語られるが、かなり意外な真相だった。
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2013年09月10日 読了
「螺鈿迷宮」「ケルベロスの肖像」を別の視点から見た物語。
桜宮市のでんでん虫、桜宮病院の焼失から1年。Aiセンターを建設し、こけら落としのセレモニーが行われる東城大学病院。
あの時何が起こっていたのか。
「螺鈿迷宮」は正直なところあまり好きではなかったけど、こちらは東城大学病院との因縁もしつこいくらい書かれてあって興味をそそる。
立場が違うとこんな風に変わるものなのかと思い知らされる。
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2013年09月08日 読了
重要未解決事件を担当する部署にいる谷口は、ある殺人事件について調べてこいと上司から言われて動き始める。
未解決事件を調べるのが仕事のはずが、今起こっている事件をも調べる羽目になったが、いつしかそれが過去の事件と繋がっていることが見えてくる。
事件をスクープしたテレビ局の記者がとてもいいキャラクターで、すべてを引っ張っている。事件としてはほかの刑事小説とかわりないが、このメンバーならきっとおもしろい側面から事件を眺められそう。
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2013年09月04日 読了
ソヴュール王国で最も国民から愛された、王妃・ココ・ローズ。
しかし彼女は、大きな謎を残したまま、殺された。
その悲劇の王妃の生涯をなぞった舞台の再演が首都で行われることになり、ヴィクトリカはこの世で一番にくい相手である父親から、ココ・ローズの死の原因を突き止めろと脅迫される。
ヴィクトリカの性格がだんだん丸くなってきたためか、少々物足りない気がする。
「2度目の嵐」の前の静けさといった感じで、役者はすべて出そろい、動き始めた。
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2013年08月29日 読了
第2回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。
デブでハゲのの中年男・須賀啓一は、鬼嫁に毎日罵られながら1日500円の小遣いで暮らしていた。
その啓一が、ある日恋をする。
彼女を守ると決めた啓一は、たとえそれがストーカー並の尾行でも止めるわけにいかなかった。なぜなら誰かが彼女を狙い始めたから。
気持ち悪いといわれるような行動しかできなかった啓一が、その恋のために彼女を守り通す。
鬼のような妻がいつの間にか良い親に思えてくるし、読み終わる頃には最初のガッカリ感がすっかりなくなっていた。
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2013年08月26日 読了
外出許可を取った一弥は、姉に頼まれた買い物をしに首都へ出る。
ここでそろわないものはないというくらいたくさんの品がある有名デパートへ行った一弥は、そこで不思議な体験をする。
警察に駆け込んでも信じてもらえない一弥は困り果て、風邪を引いて寝ているヴィクトリカに電話をする。
ヴィクトリカと一緒に行動しない初めての事件。
しかしヴィクトリカは電話で話を聞いただけですっかり謎を解いてしまう。
周りの人物もだんだん不審な理由がわかってきた。
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2013年08月25日 読了
小柄で痩身、黒いジャケットを着て一台のモトラドに乗って旅をするキノ。
様々な国へ行っては、3日の滞在で色んな経験をする。
幸せそうな国にある残酷なルールや、不思議な人たちを淡々と語るシュールな短編集。
アニメで見たことがあるので原作を、と手に取ったが、これはアニメのほうが面白かった。
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2013年08月24日 読了
ススキが広がるのどかな図書館で、新人司書・文子は働いている。
平和な毎日である日、閉館のチェックをすり抜けて図書館に居残りをたくらむ子供たちがいた。
図書館で起こるちょっとした不思議を、先輩司書が推理する。
最後はちょっと怖い話になったけど、その後始末もとても穏やかで微笑ましいものだった。
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2013年08月18日 読了
20世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュールに留学した久城一弥。
彼は聖マルグリット学園の図書館塔の最上階にいる小さな美少女に会いに、毎日階段を上る。
ライトノベルとしてなじみやすい題材を使って、ちょっと恐ろしい事件を描く。
読みやすくわかりやすい。
気位が高くて美しい少女が事件を解いていくその流れがかわいらしかった。
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