天狗の剣―幕末京都守護職始末


2011年05月25日 読了
 10年前、父は生き方を変えた。
息子である自分を、近づけず、鍛えず、目を合わせることもほとんどない。
ただ名家の息子・真之介のみに剣を仕込む。

 父への反発と友である真之介への焦燥、体の中に渦巻く気持ちを抑えきれない孝太郎はただ強くなりたいと願う。

 前作に続き幕末、作者は日本史にも目を向けることにしたのか。
幕末や革命期といった時代は、人間関係が複雑だから似ているのかな。
同じように強い流れで引き込むが、日本史はちょっと苦手。

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