摘出―つくられた癌


2013年12月03日 読了
 右の乳癌の手術をするはずが、左を切ってしまった。
仕方なく、予定通り右も切り取り、左にも癌があったということにしたが。

 単純な左右取り違えミスのせいで両方の乳房を失った女性のもとに、告発文が届く。
しかしどうやらこれはただのミスだけではなく、院内の人事をめぐる罠でもあった。

巧妙に仕組まれた罠というわりには、どうも安っぽい。
複数の医療関係者が不審に思い、検証もできるような部分で全く対処されてないのは「巧妙」とは言えない。
調べればすぐにわかるDNAの違いを考えもせず軽はずみに仕掛けるうえ、そこを都合よく避ける流れにがっかり。

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