老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームへ異動した涼音は、張り切っていた。
新作のプレゼンに挑んだ涼音は、さっそく分厚い企画書を否定されてしまう。
だが、憧れの先輩や頼もしい同僚、心からアフタヌーンティーを楽しんでくれているお客様たちを見ているうちに、ただ頑張るだけだった涼音の気持ちにも変化が起こり始める。
「マカン・マラン」シリーズの、ホテルバージョン。
大好きなアフタヌーンティー、同僚との関係、仕事への向き合い方、そしておいしそうなお菓子たち。
困ることも悩むこともてんこ盛りだが、暗くならず、ひたすら考え、そして見つけ出していく。
読み終わったら周りの人すべてから力づけられているような気持ちになり、美味しいものが食べたくなる。
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