青光の街


2017年04月11日 読了
 本業は小説家だけど、担当編集者だった高橋が突然立ち上げた探偵事務所の所長を兼業することになったユナ。
 旧友の秋子から、『ユナ、助けて』とメールが届いて驚くユナは、プロの探偵たちに助けられながら秋子を探すことにした。

 そして巷では、クリスマス用の電飾が置かれた、一見何の接点もない殺人が、連続して起きていた。

 接点がないように見えていた殺人の、つながりを探していくのは楽しかったが、登場人物が多く、重要なのに個性があまり出てこない人物もいて最後までつかめずにいた。結局どんな関係があったのか、所々見直してもわからない。
そして真犯人の計画した交換殺人も、なんだか犯人の人格と疾病に隠れていまいち解決されていないままなのですっきりしない。
小説家で探偵事務所の所長という立場が、とても興味深いのに印象が薄いので残念。

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