2015年07月15日 読了
指物師の弦次は、一人立ちするために店賃の安い長屋を見つけ、引っ越してきた。
ところがそこは、幽霊が出ると言って住人がほとんど出ていった長屋だった。
怖い話が大嫌いな弦次だったが、同じく越してきた絵師の朔天のために幽霊を探す羽目になり、唯一の先住者である三五郎と共にあちこちの幽霊に会いに行くとこになってしまう。
いくつかの幽霊の話が、事情が分かってくるとだんだんつながり、やがてはすべて綺麗にまとまっていく。怖い話だけどほのぼのとした雰囲気が流れていている。
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読書と編み物の記録